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１章［荊州の戦い］

魔王が降臨し、世界のすべてを蹂躙した。
時空をゆがめ、三國志の時代と戦国の世を　滅茶苦茶に合体させた新世界を作り上げた。
そして、あらゆる勢力に挑み　すべてを打ち破った。
それでも魔王は戦を終わらせなかった。
まるで己を打ち破る強者が　現れるのを待つように…
その魔王の名は遠呂智といった。
いま一人の魔王がそれを見ていた。
彼は遠呂智に抗う者をまとめ　挑み、打ち破ってやろうと決意した。
いま一人の魔王の名を織田信長といった。

信長「業が…渦巻いている… / 遠呂智…魔王と呼ばれし者」
関平「蜀のみんなの仇を…取らねば…」
関平「あなたは…！？」
信長「生きよ」
信長「この信長、業を束ねて、うぬに問いにゆこう…ぞ」
PC NPC  
秀吉 三成 三成「秀吉様…面倒な人に会ったものだ」
秀吉「ふふーん、なーんか企んどるようじゃが…」
秀吉「わしを倒さんと、道は開けんぞ、三成」
（撃破後）
秀吉「三成がわしに勝とうなんざ五年早いんじゃ！」
三成「五年…案外早く追いつけるんですね」
信長 三成 信長「三成…うぬは何故、遠呂智に与す…？」
三成「フン、戦うときくらい、黙られてはいかがですか？」
信長「クク…」
ねね 三成 ねね「こら、三成！　遠呂智に従うなんて悪い子だね！」
三成「ねね様、放っておいてもらえませんか」
ねね「三成の罪はあたしの罪、放ってなんておけないよ！」
三成「…私の罪は私だけに背負わせてくれませんか」
光秀 (邂逅) 光秀「明智光秀、参る！」
秀吉 秀吉「遠呂智の手先めが、わしが相手したるで！」
曹操 曹仁 曹操「お前らはここで何をしている」
曹仁「殿…！？　いや、幻影になど惑わされぬ！」
信長 曹仁 曹仁「乱を呼ぶ魔王と、乱を圧する魔王」
曹仁「自分が戦の鬼となるは乱を圧する魔王のためよ」
信長「面白い…来い」
光秀 曹仁 光秀「堅い盾も、我が刃の前には紙切れ同然です！」（撃破後）
曹操 曹丕 曹操「子桓、遠呂智に降るとは思い切ったな」
曹丕「父よ、あなたは何故ここに…？」
信長 曹丕 信長「曹丕…うぬは何故、遠呂智に従う」
曹丕「貴様に答える必要などなかろう」
信長「クク…で、あるか」
関平「先の戦では世話になりました / 拙者は関平と申します」
信長「クク…　生き抜く覚悟はできておろうな？」
関平「…は、はい！」
黄忠「わしは黄漢升　以後よろしく頼む… / …おぬし、よく見ると曹操に似とるの」
信長「曹操？」
黄忠「うむ、乱世の奸雄と呼ばれる男じゃ / 出で立ちといい、雰囲気といいそっくりよ…」
黄忠「曹操は死んだとされているが…本能寺 / とかいう場所で奴を見た者もいるらしい」
黄忠「まあ、奴なら自分の死の噂を利用して / 策をこしらえるくらい訳ないがの」
信長「クク…予が分身ならば / そのようなくだらぬ策は取るまいが…」
信長「面白い…　黄忠よ　この信長を案内せよ / 死せる曹操に動かされる者ども…見物ぞ」